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【担当者ブログ】ピアノがもっと好きになる!第4回見どころ聴きどころ

子供時代は電子オルガンを習い、大人になってからピアノを習い始めた公演担当者。

子ども2人にもピアノを習わせ(1人は既に脱落)、約13年ピアノと付き合ってきました。

ピアノって、練習しないと全く上達しないんですよね。だけど、譜読みと練習は楽しくない・・・。

レッスン室に入って真っ先に「先生、ごめんなさい。先に謝っておきます。」と言うことも多々(笑)

練習嫌いな私と我が子ですが、それでも積極的に練習したのは、憧れの曲、大好きな曲でした。

今回はピアノ好き担当者目線で、コンサートの見どころをお届けします!

湯山昭が作った『お菓子の世界』

楽曲には全てお菓子のタイトルが付けられています。

「バウムクーヘン」「ショートケーキ」「ソフトクリーム」など、洋菓子のタイトルがついた曲は、ジャズやフランス風な印象の曲。
一方、「柿の種」や「甘納豆」「鬼あられ」などは、タイトルを見るだけで「日本風なメロディだろうな・・・」と想像できますね!
お菓子の名前がついた曲の他に間奏曲も収録されているのですが、そのタイトルが「むしば」「どうしてふとるのかしら」「くいしんぼう」。問題作ですよ~(笑)
気になりますよね!一体どんな曲なんだろう・・・と、想像力を掻き立てるタイトルの数々です。
今回のコンサートでは、この曲集の中からピアニスト 原由莉子が厳選した曲をお届けします。
何を演奏するかは当日のお楽しみ♪

『お菓子の世界』の誕生

1973年に作曲されて以来、大人気のロングセラーとなったこの楽譜!!

湯山昭の曲集では、手の小さい子どものために書かれた『こどもの国』も有名ですよね♪一方『お菓子の世界』は音域に制限を設けていません。ですので、大人もこどもも「弾いて」「聴いて」楽しめる曲集として書かれました。
1曲1曲は長くても3分ほどの曲なので、発表会やお友達に披露するにはピッタリです!

楽譜の前書きでは「ピアノという楽器を思いっきり歌わせお喋りさせたい」と思いを語っていらっしゃいます。

「弾いてみたい」を大切に

『お菓子の世界』はキラキラの曲、かっこいい曲、オシャレな曲、様々なスタイルでバラエティに富んだ曲集なので、きっと「弾きたい曲」が、みつかりますよ♪
ただ、音域に制限がないのでオクターブも出て来ますが、頑張れば小学生の間に挑戦できる曲もたくさんあります。
☆もう少し手が大きくなったら挑戦したい!
☆この曲を弾くために、和音を掴めるようになりたい!
☆美しいレガートで歌心たっぷりに弾けるようになりたい!
☆発表会で、舞台映えするキラキラな曲を弾きたい!

憧れの曲を見つけて、練習のモチベーションにしてみませんか?

かごめ変奏曲

か~ごめかごめ♪

皆さんご存じの「かごめかごめ」を、8つのバリエーションからなる変奏曲にしたのは小山清茂です。

この曲をより楽しむためのキーワードは「和楽器」ではないでしょうか。

バリエーションが変わるたび、様々な和楽器の音を連想させてくれます。動画サイトでは多種にわたる和楽器の音を聴くことができます。ぜひ、色々な和楽器の音を聴いてからこの『かごめ変奏曲』をお聴きください。

そして演奏を聴いた後に、一緒に聴いたお友達やご家族と「ここはあの楽器だと思う!」と、感じたことを話すのも、とても楽しいですよ♪

知っている曲だからこそピアニストの演奏を聴いてほしい

全4回のコンサートを通して、多くのピアノ曲作品を取り上げ、解説を交えてお届けしてきたピアニスト 原由莉子。クスっと笑っちゃうような作曲家の一面や、楽曲が生まれた背景などをお話して、より一層「聴くこと」を楽しめるようにとの想いのこもったプログラムです。

担当者が見どころとしてオススメしたいのは、「頑張れば手が届く曲を、プロのピアニストが弾く」ことです。
ピアノをよりステキに弾こうと思う時、音色や音質などたくさんのことを考えて工夫されると思います。先生に「ここはもっと柔らかい音で」とか「ここは曇った感じで」なんて言われることがあると思います。でも、実際にそういう音を聴いたことがなければ、なかなか難しい事ですよね。
様々な表現が可能なピアノだからこそ、実際にピアニストの演奏を聴いて「音の引き出し」にたくさんの音を詰めていって下さいね!