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本番への道標 ~ゴスペル・ミュージカル「自由への道標」稽古場レポート~④

2021年3月21日(日)にフェニーチェ堺で本番を迎えるミュージカル、「自由への道標」。


歌手・役者・ダンサーの3部門でそれぞれオーディションを突破した市民出演者たちが、プロの演者に混じって2,000席の大ホールで舞台を踏むという壮大なプロジェクトです。

今回は作品の背景について、少し解説します。

 

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「ゴスペルの暗号 秘密組織【地下鉄道】と逃亡奴隷の謎」の著者であり、今作では合唱指導と指揮も行う益子 務氏がフェニーチェ堺公演のために書き下ろした今回の脚本は、史実に基づくもの。

 

黒人奴隷たちのあいだでひそかに伝えられた「ゴスペルの暗号」や、奴隷解放の女傑ハリエット・タブマンなど、注目すべきエピソードはいくつもありますが、逃亡奴隷をたすける秘密組織「地下鉄道」の存在も、作品を動かす大きな原動力となっています。

 

「地下鉄道」には自由黒人(生まれつき奴隷ではない黒人)や、かつて奴隷だった黒人のほかに、奴隷制度に反対する白人も参加していました。


劇中でも逃亡奴隷を追う白人と、彼らを守ろうとする白人同士の息を吞む対立シーンが描かれています。

 

自由を求めて命がけで立ち上がる黒人奴隷の姿に心を打たれるのも、奴隷の側に立つ白人たちの行動や葛藤から何かを感じ取ることも、本作が持つ多様な顔のひとつ。

 

渾身の演技で物語を進めていく役者チームはもちろん、感情の爆発をアフリカンダンスで表現するダンサーチームや、力強い合唱で舞台を盛り上げる歌手チームからほとばしるエネルギーを受け取ってください。

 

<ダンサーチームの稽古の様子>


     

 

 

<歌手チームの稽古の様子>


     

     

 

<役者チームの稽古の様子>


     

 

 

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本番に向けて、そろそろ折り返し地点が近づいてきました。
ダンサーチームは振付指導のありす未来先生が毎回目を見張るほど、グングンと力をつけています。
歌手チームも役者チームも、それぞれのパートごとに精度を上げていっている最中。
次回の稽古場レポートもお楽しみに!