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本番への道標 ~ゴスペル・ミュージカル「自由への道標」出演者インタビュー~③

2021年3月21日(日)にフェニーチェ堺で本番を迎えるミュージカル、「自由への道標」。
歌手・役者・ダンサーの3部門でそれぞれオーディションを突破した市民出演者たちが、プロの演者に混じって2,000席の大ホールで舞台を踏むという壮大なプロジェクトです。

今回も出演者インタビューをお届けします。

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◉AYAKO(あやこ):ウォルターの妻役

子どもに関わる仕事をしながら、Showchoir(ショークワイア)の講師もされているAYAKOさん。
小学校の夏休みに本場アメリカで観たミュージカル「美女と野獣」に感銘を受けて以来、舞台やパフォーマンスに魅了され続けています。

 
 


―舞台経験は?

高校生のときには演劇をしており、大阪を中心に10年以上ミュージカルやお芝居の舞台に立ってきました。
これまでに大阪城野外音楽堂、愛・地球博、大阪市中央公会堂、近鉄アート館、新宿シアターサンモール、道頓堀ZAZA、インディペンデントアシアター2ndなどに出演しています。
 
 

―最近の活動は?

歌とダンスを組み合わせショーの要素も取り入れた集団パフォーマンス「Showchoir(ショークワイア)」の社会人チームを立ち上げ、ライブなどで活動してきました。
アメリカの人気ドラマ『glee/グリー』と聞けば、イメージできる人も多いかもしれませんね。
堺・宿院のスタジオでは講師として子どもたちに教えています。


 

―ご自身の課題は何ですか?

自由に動くこと、そしてアドリブです。
セリフがあるときやト書きにある動きは想像ができますが、他の役者が演じていて自分にスポットが当たっていない間も自然にその役として舞台上で存在できるか。
そこが課題です。
 


―今回の出演について

なぜ舞台に出るのか? 舞台は必要なのか? 色々と考えました。
“不要不急”という言葉が示すように、必要か必要でないかの二択を迫られる、どこかギスギスした世相。
人の心を柔らかくできる芸術の素晴らしさと情熱を、この舞台に出ることで取り戻したいと思いました。

(取材の後日談:発声インストラクターとして指導していた経験を生かし、同じオーディションに合格した役者チームの有志と自主的にボイストレーニングの練習をするなど、大きな熱量を傾けて今作に取り組まれています。)

 


 
―今後の夢は?

同じような思いで会場に来てくださる方たちに、なにか響くものを届けたいですね。
また、子どもたちに「自分を表現することの大切さ」「お互いを認め合って仲間と作品を創り上げる喜び」を伝えていくのが私の夢です。

―ありがとうございました。