「川口成彦フォルテピアノリサイタルシリーズ2024 ―女性作曲家への憧れ―」関連展示
記者/編集者の立場から日本の近代散文詩に大きな影響を与え、自身も明治30年代を代表する詩人であった河井醉茗。
女性の芸術表現に共感し、表現者の育成に尽力しました。
醉茗が昭和5年から19年まで発行を続けた「女性時代」は、多くの女性詩人に活躍の場を提供することになります。
このたび堺市立中央図書館が所蔵する郷土資料の中から、「女性時代」を含む貴重な編著作の一部を展示いたします。
河井醉茗[かわいすいめい]
1874年(明治7年)~1965年(昭和40年)
堺市北旅篭町生まれ
記者として文芸投稿誌「文庫」の詩欄を担当し、北原白秋、島木赤彦、三木露風、川路柳虹らの詩人を輩出。与謝野鉄幹・晶子夫妻とも交流した。詩作のかたわら「女子文壇」「新少女」などの編集にあたり、日本詩人協会や大日本詩人協会の創立にも参加。1930年(昭和5年)には自ら女性時代社を設立し、作家で詩人の妻・島本久恵と共に「女性時代」を創刊した。“こどもたちよ、これはゆずりはの木です”で始まる詩「ゆずりは」の作者としても知られる。
フェニーチェ堺 交流・創作ガレリア
※駐車台数が限られています。公共交通機関をご利用ください。
入場無料
フェニーチェ堺
堺市立中央図書館