【ワカテdeワカル フェニーチェ文楽 vol.4】

ワカテdeワカル フェニーチェ文楽 vol.4

発意・監修／桐竹勘十郎(人間国宝)

次代を担う若手が名作に挑戦します


【予定プログラム】

〇ワカル文楽　ー文楽大道具の魅力－

〇次代の担い手！ワカテ鼎談！

〇上映演目『傾城恋飛脚』新口村の段

【 配役表 】

【制作のひとこと】
フェニーチェ堺と、人形浄瑠璃文楽の人形遣いで人間国宝の桐竹勘十郎師の発意で始まった4回目となる文楽「ワカテdeワカル」シリーズ。
この度上演する『傾城恋飛脚』新口村の段には、忠兵衛、遊女梅川、忠三女房、親の孫右衛門と性格、年齢、立場の違う役が登場します。彼らの台詞の一言一言を、また台詞のないときの心情を、語り手である太夫と三味線奏者、そして人形遣いが登場人物を表現して舞台を作っていきます。
登場人物の性根を、語り手である太夫は語り分け、三味線奏者は伴奏ではなく音にかえ、人形遣いは表情や動きで伝えていくのです。
文楽の世界は伝統芸能にありがちな家柄とは無縁の実力社会です。とはいえ、老若男女、町人、武士、子供まで表現するのに、技術的な表現力以上に、人物の性根を表現する力が必要であり、そのためには長い修業と経験が必要なのです。
太夫、三味線奏者、何度も繰り返し稽古を積み、舞台にかけ、自らの人生経験を積み重ねて表現力、性根を伝えることが可能となるのではないでしょうか。
人形遣いは、入門してから足遣い、左遣いと約20年経験してようやく主遣いになります。若いときに主遣いを経験すれば、どのようにすれば主遣いが動きやすくなり、表現する幅が広がるか、など技術や表現力の向上が生まれ、性根をもっと理解しようとする欲が芸の世界において肥やしになります。その意味から今回のような配役をワカテといわれる皆さんがトライすることに、伝統芸能の継承につながる大きな意義があると思います。
その機会をフェニーチェ堺さんが用意していただいたことに感謝しております。次代に繋げたいと思うワカテの文楽技芸員に、ご声援をいただければ幸いです。

新口村©杉江 みどり

ほか

フェニーチェ堺　小ホール
※駐車台数が限られてます。公共交通機関をご利用ください。

詳細はこちら

3,000円(全席指定・税込)

※未就学児はご入場いただけません

※ 6/6（火）より販売開始(※ 各館の休館日・営業時間にご注意ください)
※ チケット残数がある場合のみ販売

フェニーチェ堺（南海高野線「堺東」駅 徒歩8分）

〒590-0061 堺市堺区翁橋町２-１-1
TEL/072-223-1000
販売時間 ：9:00～20:00
休館日：第1・3月曜(祝日の場合は開館)、年末年始

栂文化会館（泉北高速鉄道「栂・美木多」駅前）

〒590-0141　堺市南区桃山台2-1-2
TEL/072-296-0015
（営業時間9:00～20:00　休館日：月曜日・年末年始）

東文化会館（南海電鉄高野線「北野田」駅 徒歩約2分 ）

TEL/072-230-0134
（営業時間9:00～20:00　休館日：水曜日（祝日の場合は開館）・年末年始（12月30日～1月4日）・夏の点検）

美原文化会館（南海バス「美原区役所前」）

TEL/072-363-6868
（営業時間9:00～20:00　休館日：第2・4月曜日（ただし祝日は開館） 年末年始（12月29日～1月4日））

フェニーチェ堺

一般社団法人　日本の伝統芸能

関西舞台株式会社

文化庁文化芸術振興費補助金（劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業）｜独立行政法人日本芸術文化振興会