「川口成彦フォルテピアノリサイタルシリーズ2024 ―女性作曲家への憧れ―」関連展示
記者/編集者の立場から日本の近代散文詩に大きな影響を与え、自身も明治30年代を代表する詩人であった河井醉茗(かわい すいめい)。
女性詩人の育成につとめた人でもありました。
彼が文芸を志す女性のために創刊し、戦争末期まで14年に渡って発行し続けた文芸誌「女性時代」など、堺市立中央図書館が所蔵する貴重な一次資料を、解説パネルと共に展示。
当時の女性文芸を取り巻く状況と、醉茗が女性詩人たちに捧げた情熱の一端が垣間見える企画展です。
また併設のブックコーナーには、先頃亡くなった詩人・谷川俊太郎の本「二十億光年の孤独」「詩人なんて呼ばれて」と、令和の若者言葉で万葉集を訳して話題になった「愛するよりも愛されたい」「太子の少年」(ともに佐々木良)を追加。
文化芸術に関する書籍の数々もお楽しみください。
河井醉茗[かわいすいめい]
1874年(明治7年)~1965年(昭和40年)
堺市北旅篭町生まれ
記者として文芸投稿誌「文庫」の詩欄を担当し、北原白秋、島木赤彦、三木露風、川路柳虹らの詩人を輩出。与謝野鉄幹・晶子夫妻とも交流した。詩作のかたわら「女子文壇」「新少女」などの編集にあたり、日本詩人協会や大日本詩人協会の創立にも参加。1930年(昭和5年)には自ら女性時代社を設立し、作家で詩人の妻・島本久恵と共に「女性時代」を創刊した。“こどもたちよ、これはゆずりはの木です”で始まる詩「ゆずりは」の作者としても知られる。
<ご来場の方にカフェクーポンをプレゼント>
ご来場のお客様に、フェニーチェ堺敷地内のイタリアンレストラン「SACAY TERRACE SALTO」のカフェクーポン(ALLドリンク150円引き)を差し上げます。当企画展の開催期間中はいつでも使用できます。展示会場に設置したアンケートを記入し、総合受付までお持ちください。
フェニーチェ堺 交流・創作ガレリア
※駐車台数が限られています。公共交通機関をご利用ください。
入場無料
フェニーチェ堺
堺市立中央図書館