この企画は、オランダ発の古楽オーケストラ「18世紀オーケストラ」の堺公演実施を記念し、堺のだんじり彫師・前田暁彦氏とオランダのデザイナー、キャロル・バーイングス氏との文化交流・協業により製作された作品の展示を行うものです。
中世、堺は世界に開かれた港をもち、盛んに異文化交流が行われた町でもありました。1600年にオランダの帆船リーフデ号が漂着した際にも徳川家康の命により、その船は堺に回航されました。以降も歴史の中で堺とオランダは幾度も出会いを重ねています。
前田氏とバーイングス氏は、オランダに親会社があるエヌエヌ生命保険株式会社が行う日蘭協業支援プログラム「Craft Runways」を通して出会いました。「今」の堺とオランダの文化交流の懸け橋のひとつである両者の協業を、多くの来場者の皆さまにも知っていただきたいと思います。
前田暁彦
1976年堺市鳳生まれ。奈良大学社会学部卒業後、1999年木彫岸田に弟子入り。10年の修行をへて2008年独立し木彫前田工房を設立。2021年に工房を岸和田から大阪市天神橋に移転し株式会社木彫前田工房として法人化。岸和田の地車彫刻の文化と技術を弟子に授けながら、日本のみならず世界に広げるべく活動中。
フェニーチェ堺 交流・創作ガレリア
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フェニーチェ堺
株式会社木彫前田工房、エヌエヌ生命保険株式会社、堺アルフォンスミュシャ館