※17:45から会場内にて作品解説をいたします。
2023 グランドオペラフェスティバル in Japan
藤原歌劇団公演
総監督/折江忠道
プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」
オペラ全4幕<字幕付き原語(イタリア語)上演>
~愛こそ命美しくも悲しいボヘミアンたちの青春~
~パリで夢を追いかける若き芸術家たちを取り巻く、愛と涙のラブストーリー~
プッチーニ作曲のオペラ「ラ・ボエーム」はイタリアオペラの代表的レパートリーであるのみならず、藤原歌劇団が昭和9年6月の創立を飾った記念碑的作品です。初演以降当団でも数々のプロダクションで上演していますが、今回は2007年にオーチャードホールで初上演した岩田達宗演出によるプロダクションでの上演となります。2007年の初演以降2014年度には藤原歌劇団創立80周年記念演目として上演し、世界的オペラ歌手バルバラ・フリットリ、ジュゼッペ・フィリアノーティを招聘し沼尻竜典の指揮にて上演し大きな話題を呼びました。その後2020年に再演を行い今回で4回目の上演となります。今回は指揮にドラマティックな表現力に定評のある若手指揮者柴田真郁を起用、主役には理想的なミミと絶賛されているプリマドンナ砂川涼子と当団のプリモテノール藤田卓也らを起用、その他当団の実力ある歌手達を加えた贅沢なキャスティングです。どうぞお見逃しなく!
あらすじ
1830年のパリのクリスマス・イブ。詩人のロドルフォは屋根裏部屋で友人と貧しいボヘミアン生活を楽しんでいた。そこに階下に住むお針子のミミが訪ねてきて二人は恋に落ちる。その後友人達とカフェ・モミュスに繰り出して、二人は愛の生活に入るが、ロドルフォはミミの病気が重くなるのに治す金がないので別れようとし、ミミは別れる決心をする。しかしミミの病はいよいよ重くなり、最後はロドルフォの元で死にたいと屋根裏部屋にやってくる。二人は初めて出会った日のことを懐かしむが、ミミの病状はますます悪化してしまい –––
東京芸術大学卒業、同大学大学院修了。渡伊しミラノ・ヴェルディ音楽院で学ぶ。1982年、83年アレッサンドリア国際コンクール優勝。 1982年ヴィオッティ国際コンクール第2位。82年のコンクールの優勝によりアレッサンドリア劇場「ドン・ジョヴァンニ」のタイトルロールでオペラデビューを飾り、 以来ヨーロッパ各地の歌劇場で「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「リゴレット」などの主要な役で活躍。 藤原歌劇団では88年「ラ・トラヴィアータ」のジェルモンで大成功を収め、同役は持ち役の一つとして度々歌っている他、 「マクベス」「ドン・カルロ」「トスカ」「ルチア」「愛の妙薬」「ランスへの旅」などで好評を博している。 15年1月には「ファルスタッフ」タイトルロールを歌い、大成功を収めた。日本を代表するプリモ・バリトンとして活躍を続けている。15年4月より藤原歌劇団公演監督に就任、16 年より総監督に就任。第16回ジロー・オペラ賞受賞。令和4年度下總皖一音楽賞受賞。藤原歌劇団団員。昭和音楽大学教授。東京都出身。
1978年東京生まれ。国立音楽大学声楽科を卒業後、合唱指揮やアシスタント指揮者として藤原歌劇団、東京室内歌劇場等で研鑽を積む。2003年渡欧、ドイツ各地の劇場、オーケストラで研鑽を積み、04年にウィーン国立音楽大学マスターコースでディプロムを取得。プラハ室内管弦楽団、ベルリン室内管弦楽団等に客演。05年、バルセロナのリセウ大歌劇場のアシスタント指揮者オーディションに合格し、様々な演出家や歌手と上演に携わった。また、10年には再度渡欧し、イタリアの劇場を中心に研鑽を積んだ。帰国後は主にオペラ指揮者として活動し、藤原歌劇団には、2013年「仮面舞踏会」、18年「ナヴァラの娘」(日本初演)、19年「ラ・ボエーム」、20年「リゴレット」、21年「清教徒」に登場。その他、日生劇場、堺シティオペラ、新国立劇場オペラ研修所等でも指揮。しなやかでありながらドラマティックな音楽作りには定評がある。その他読響、東響、東京フィル、日本フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、日本センチュリー響、大響、群響、広響、兵庫芸術文化センター管等を指揮、10年度五島記念文化財団オペラ新人賞(指揮)受賞。22年4月大阪交響楽団ミュージックパートナーに就任。
東京外国語大学フランス語学科卒業。劇団「第三舞台」を経て、舞台監督集団「ザ・スタッフ」に参加し、オペラの舞台製作にかかわる。1991年より栗山昌良氏に演出助手として師事。五島記念文化財団奨学生として98年より欧州各地で研鑽を積む。帰国後、本格的に演出家として活動を始め、新古典主義の作品から現代の日本オペラまで数多くの公演で高い評価を得る。日本オペラ協会では01年「キジムナー時を翔ける」でデビュー。藤原歌劇団では07年「ラ・ボエーム」で初演出以降「ラ・ジョコンダ」「ルチア」「夢遊病の女」「ラ・トラヴィアータ」「カルメン」「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」を手掛け、独創的で卓抜なアイデアによる舞台造りは聴衆を魅了し続けている。リモートによる講義「岩田達宗道場」が開講されるなど、現在日本を代表するオペラ演出家の一人である。07年よりいずみホール・オペラのプロデューサー、21年よりひろしまオペラルネッサンスの芸術監督を務めている。第7回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。06年度音楽クリティック・クラブ賞受賞。大阪音楽大学客員教授。昭和音楽大学講師。兵庫県出身。
武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。2001年より第10回(財)江副育英会オペラ奨学生として、05年より五島記念文化財団の奨学生として渡伊。第34回日伊声楽コンコルソ優勝。第69回日本音楽コンクール第1位。第12回リッカルド・ザンドナイ国際声楽コンクールでザンドナイ賞受賞。2000年新国立劇場小劇場オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」で本格的デビュー。イタリアで研鑽を積みながら、01年藤原歌劇団に「イル・カンピエッロ」のガスパリーナでデビュー。以降、「ランスへの旅」コリンナ、「ラ・ボエーム」ミミ、「フィガロの結婚」伯爵夫人、「道化師」ネッダ、「ラ・トラヴィアータ」ヴィオレッタ等に出演し、容姿・実力を兼ね備えた歌唱は常に高い評価を得ている。新国立劇場、日本オペラ協会の他、オペラ夏の祭典2019ー20Japan↔Tokyo↔World、20年グランドオペラ共同制作において「トゥーランドット」のリューで出演し好評を得た。NHKニューイヤーオペラコンサートに毎年出演するなど、全国的に活躍を続けている。第16回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。藤原歌劇団団員。武蔵野音楽大学非常勤講師。沖縄県出身。
島根大学卒業、同大学大学院修了。エンミー・デスティン創設音楽コンクール2004第2位。第40回アントニン・ドヴォルザーク国際声楽コンクール第2位等多数受賞。ウィーン留学中、スロヴァキアのコシツェ国立歌劇場「ラ・トラヴィアータ」アルフレード、バンスカー・ビストリツァ国立歌劇場「ラ・ボエーム」ロドルフォに出演し注目を集め、劇場でのオペラや国際音楽祭に出演し成功を収めた。藤原歌劇団には、15年「仮面舞踏会」のリッカルドでデビュー以降、「ドン・パスクワーレ」エルネスト、「カルメン」ドン・ホセ、「ノルマ」ポッリオーネ、「道化師」カニオ、「蝶々夫人」ピンカートン、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「トスカ」カヴァラドッシで出演している。その他、16年聖ジョヴァンニ・ボスコ劇場「清教徒」アルトゥーロ、日生劇場「トスカ」同役などのオペラのほか、山口、広島をはじめ各地でコンサートに出演。平成20年度山口県芸術文化振興奨励賞受賞。平成25年度エネルギア音楽賞受賞。平成28年長門市子ども教育夢基金奨励賞。藤原歌劇団団員。大阪音楽大学特任准教授。くらしき作陽大学非常勤講師。山口県出身。http://fdinc.jp/fujitatakuya.html
合唱:藤原歌劇団合唱部
児童合唱:地元児童合唱団(予定)
管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
フェニーチェ堺 大ホール
※駐車台数が限られてます。公共交通機関をご利用ください。
S席 7,000円 A席 5,000円 B席 3,000円 C席 2,000円
(全席指定・税込)
※車椅子席につきましては、日本オペラ振興会チケットセンターのみで取り扱い。 ※未就学のお子様の入場はご遠慮ください。
日本オペラ振興会 チケットセンター | 03-6721-0874(平日10:00~18:00※発売日を除く) https://www.jof.or.jp |
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堺市文化振興財団 チケットセンター | 0570-08-0089(平日10:00~18:00 土日祝10:00~18:00) ※一部携帯・CATV接続電話・IP電話からはご利用いただけません。 |
窓口販売 | フェニーチェ堺(南海高野線「堺東」駅 徒歩8分) 〒590-0061 堺市堺区翁橋町2-1-1 TEL/072-223-1000 販売時間 :9:00~20:00 休館日:第1・3月曜(祝日の場合は開館)、年末年始 ※窓口販売は8月7日(月)より、残席がある場合のみ。 |
一般社団法人グランドオペラジャパン、公益財団法人日本オペラ振興会
文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業 (アートキャラバン2))|独立行政法人日本芸術文化振興会
フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)